育休コンサルタントの日記

2度の育休からの会社復帰で感じた、働く、子育て、について書いています。

1年前のことを思い出した

 産休の1週間前に転勤が決まってから、多くのものを失ったと心が張り裂けそうだった。
成果をだすために、心血注ぎ、子どもに申し訳ない気持を隠しながら、仕事をしてきた。仕事は裏切らないとはいうが、会社組織は別物だった。子どもを生む直前だろうが、実績があっても、これから出産する人の気持なんて考えずに、荷物をいどうするように人を動かす。
その人が今どんな状況かなんて、考えることはない。

大きなお腹を抱えて、希望していた部署へも妊娠により異動できずず、産休に入る前に日本列島の端のエリアに移動させられた。

大きなお腹を抱えて、泣きながら、引越の準備をした。思い出がたくさんf:id:ikukyuukonnsarutannto:20170923114424j:plainf:id:ikukyuukonnsarutannto:20170923114424j:plain、断捨離されるものとしてでてきた。惨めな気持と、不安で仕方なかった。先が真っ暗だった。
人生における最も喜ばしいイベントの出産が私には感じることができなかった。
ぶつけどころのない怒りがあり、どうしてこんなことになったのかわからなかった。

仕事も、家も、環境も、友達も、築きあげてきたものが、すべてなくなったと思えた。
私にとっては究極の断捨離である。
事実、引越し先の住居は、持ち家のマンションの半分の広さ。
必要なもの以外はすべて断捨離した。TVも。

ちょうど1年くらい前の出来事である。
思い出すと心が痛む。
だけど、手放したら、自分の生き方を変えれた。
会社にしがみつく必要はない。私は自由だ。すべて自分の意志で決められる。
これからはそれができる。